「広東白菜(カントンパクチョイ)」をご存じですか? 中国発祥のチンゲン菜の仲間で白菜に似ている小さな野菜です。普通の白菜と区別するために“広東”をつけて、そのまま定着したことで、広東白菜になったのが命名の経緯になります。
芯の部分は白く、シャキシャキとした食感の広東白菜。定番の中華料理として使うほか、ミニ野菜として見た目を活かしたメニューもおすすめ! 今回はまず、定番の使い方からご紹介いたします。
中華の定番! 広東白菜と帆立のクリーム煮
白菜のクリーム煮は中華料理の定番メニューにもありますが、広東白菜は白菜よりもシャキシャキとした食感を残しやすく、優しい味わいになります。
八百屋が教える簡単レシピ! ~広東白菜と帆立のクリーム煮~
①広東白菜を水洗いします。ホタテ貝柱は厚みを2~3等分にします。
②中華鍋にサラダ油を熱し、広東白菜、塩少々(分量外)を入れて強火で炒め、全体に油が回ったら、湯1/3カップを加えてふたをします。そのまま2分ほど蒸しゆでにし、ざるにとります。
③片栗粉を水大さじ2(分量外)で溶いておきます。
④中華鍋をさっと拭き、サラダ油を入れて熱し、しょうがを入れて弱火で炒めます。香りが立ってきたら、帆立て貝柱を加え、中火にしてさっと炒め合わせ、酒をふるいます。
⑤牛乳、鶏ガラスープの素を加えて塩小さじ1/2、こしょうをふり、煮立ってきたら、広東白菜、生クリームを加えてざっと混ぜます。再び煮立ったら水溶き片栗粉を再び溶きながら加えて、ひと煮たちさせます。
洋風にしても◎! 広東白菜とクリーミーリゾット
広東白菜を洋風にアレンジしたクリームリゾットは、ミニ野菜としての広東白菜が見た目のアクセントに。玄米と食べると、少量でも食べ応えのある食感の楽しめるメニューになります。
八百屋が教える簡単レシピ! ~広東白菜と帆立のクリーム煮~
①玄米はさっと水で洗いざるに上げ、水(200ml)と炊飯器で炊きます。
②広東白菜をお湯で茹で、ざるに上げ、縦半分に切ります。
③中火で温めた鍋に(分量外・オリーブ油大さじ1)を入れてにんにく、ホワイトマッシュルーム、赤玉ねぎを入れて炒めます。
④少し火が通ったら、セロリを加えて炒めます。
⑤イタリアンパセリを入れて香りが出たら、水を加えてひと煮立ちさせます。炊いた玄米を入れ、15分ほど弱〜中火でふたをしないで煮ます。
⑥⑤玄米にとろみがついたら広東白菜を入れ、火を少し強めて一度煮立たたせます。
⑦生クリームを加えて全体が混ざったら完成。塩、白コショウで味をととのえ、器に盛り付けたら、イタリアンパセリ(飾り用)を飾ります。
ミニ野菜としても活躍! トッピング用広東白菜の塩ゆで
最近ではラーメンのトッピングなどでも使われる広東白菜。
広東白菜は味にクセが無いことから、どのトッピングに利用しても万能な野菜なので、丼ものなどに合わせて見た目を華やかにするのもおすすめです。
八百屋が教える簡単レシピ! ~トッピング用広東白菜の塩ゆで~
①鍋に湯を沸かし、塩、サラダ油を入れます。
②茎から広東白菜を入れて、15秒ほどですぐに湯からあげ、氷水に浸します。
③ラーメンや丼のトッピングにご利用ください。
まとめ
いかがでしたか? 広東白菜は味にクセが無く、火を通しても食感がいいことから炒め物や煮込みにおすすめです。見た目が小さく見映えもする野菜なので、調理の他にもトッピングとしても活躍いたします。
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