秋から冬の変り目は華やかなメニューで野菜を味わうのにぴったりな季節! 今回は旬野菜の味わいと彩りを活かした、特別なフルコースをご提案いたします。
このフルコースでは、北海道生まれのじゃがいも『ノーザンルビー』はピンク色のスープに、青パパイヤはメイン料理とデザートにしたりと、調理法で味を引き立たせるメニューをご紹介。厳選した旬の野菜ならではの、「野菜のフルコース」は、他店との差別化や、SNS発信にもぴったり! 鮮やかな色合いや野菜の風味をお楽しみください。
「黒長大根」で冷菜を!
黒長大根は名前の通りに皮が黒い大根です。ヨーロッパではポピュラーな野菜になり、フランス料理などでよく使われます。辛味があるのでサラダなどのアクセントに使うのがおすすめです。
八百屋が教える簡単レシピ! ~黒長大根と春菊のサラダ~
①黒長大根をよく洗って、皮つきのまま薄い輪切りにします。
②春菊の葉の部分を食べやすい大きさにちぎります。
③ホワイトマッシュルームは薄くスライスして炒めます。
④黒長大根と春菊を器に盛って、食べる直前に、③とオリーブ油・塩を混ぜ合わせてかけます。
⑤お好みの分量でピンクペッパー、粉チーズをかけて完成です。
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「ノーザンルビー」をスープ料理に!
ノーザンルビーの最大の特徴は、皮も果肉もピンク色であること。
食感はしっとりしていてメークインに似ていますが、色を活かしてスープにすると見映えのする一品になります。
八百屋が教える簡単レシピ! ~ノーザンルビーのビシソワーズ~
①ノーザンルビーは皮をむき、5mm幅にスライスして水にさらします。
②タマネギをみじん切りにし、バター5g、塩ひとつまみと半透明になるまで炒めます。
③鍋にノーザンルビーと牛乳200mlを入れて火にかけ、沸々としたら弱火で10分程、時々混ぜながら煮ます。
④ノーザンルビーがやわらかくなったら木べらで潰し、②を加え混ぜ火を止めます。
⑤粗熱が取れたら牛乳200mlと一緒にミキサーにかけます。
⑥⑤を鍋に戻し、残りのバターとコンソメ顆粒を加え、弱火で温めながら混ぜます。
⑦塩コショウで味を整え、お皿によそい、角切りに揚げた飾り用のノーザンルビーを添えて完成です。
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「青パパイヤ」をメイン料理とデザートに!
青パパイヤは熟す前のパパイヤ。甘みが少なく、さっぱりとした味わいが特徴です。皮を剥くと香りや味にクセがなくなるので、生食でも加熱でもおいしい万能野菜に。幅広くメニューに取り入れることができます。
八百屋が教える簡単レシピ! ~青パパイヤの唐揚げ~
①青パパイヤは皮をむき、縦半分に切り、種をスプーンなどでかきだします。縦に4等分して厚さ1cmに切り、水に5~10分程度さらします。
②青パパイヤを袋に入れ、白だし、薄口醤油を入れて軽く揉み、15分程冷蔵庫に置き味をなじませます。
③②の汁気をきって、片栗粉を全体にまぶします。
④高温の油で、カリっとなるまで揚げます。
⑤温かいうちに、塩(分量外)をふりかけて完成です。
八百屋が教える簡単レシピ! ~青パパイヤのコンポート ヨーグルト添え~
①青パパイヤは種を取って皮をむき、2cm角に切る。水に10分ほどさらし、軽く水洗いします。
②鍋に青パパイヤ・砂糖・白ワイン・水を入れてふたをし、弱火で20~30分煮ます。
③青パパイヤがやわらかくなったら、仕上げにレモン汁をかけて2~3分煮ます。
④粗熱をとってから、冷蔵庫で冷やします。
⑤④を適量とり、ヨーグルトに添えて完成です。
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まとめ
いかがでしたか? 旬の野菜でありながら、少し目新しい野菜を活用することで、フルコースとして楽しんでいただくことができます。じゃがいもの品種にこだわったメニューや、青パパイヤのようにタイ料理でしかあまり使われない野菜のメニューもご紹介しました。上手く取り入れることで、さりげなく「野菜のフルコース」があるお店は、扱っている食材がフレッシュなイメージが付き、お客様にお楽しみいただけるでしょう。貴店でも個性豊かでインパクト抜群の野菜のフルコースをお試しください。