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《 焼学科目 》

《基礎知識編 ④》 ガスの焼き台

本講座では、ガスの焼き台について解説します。

ガスの焼き台の特徴

ガスの焼き台は、バーナーから出る火で輻射板などと呼ばれる板を熱し、その熱で焼鳥を加熱します。
簡単に点火でき、火力が安定するので使い勝手が良いと言えます。
ただし、使用する店舗のガスの元栓が不足している場合はガス栓の増設、ガス容量が不足している場合はガス管延長などの工事が必要になります。

製品バリエーション

ガスの焼き台は、バーナーや輻射板の素材、熱源の位置など、様々な工夫を加えることが出来るので、バリエーションが豊富にあります。ここでは、一般的に普及しているタイプと、バーナーの火力を強化したタイプ、輻射板にセラミックを採用したタイプを紹介します。

一般普及型

バーナーの上に半筒状や三角のステンレス製輻射板を設置。自然吸気で燃焼させて輻射板を熱します。輻射版が達する温度は600~700℃程度。焼鳥を焼くと、輻射版の間から脂が落ちて引火し直火が上がりやすいという難点がありますが、構造がシンプルなので、手軽に使用でき、また、ガスの焼き台の中では安価です。そのため、焼鳥をサブメニューとして提供している大衆居酒屋や屋台、惣菜店など、広く使われています。


[製品例]TYB-10G メーカー:タニコー株式会社
輻射版は、半筒状のステンレス製。ガス栓を開き、着火ライターで点火し使用します。
[サイズ:W560×D200×H200(mm)/本体価格:¥69,000(税別)]
※本製品は幅560・740・920の3種がラインアップされています。詳細は下記から問合せ下さい。
[ メーカーHPへ ]

 

強化バーナー搭載型

モーターでファンを回し、強制的にバーナーに空気を送り込む『ブラストバーナー』を搭載。輻射板の温度は800℃以上まで上昇します。高熱の輻射板は、脂や肉汁を弾くので、ススの発生が抑えられます。製品は高価ですが、火力が高い温度で安定するので、焼鳥をメインメニューにしているチェーン店や席数の多い大型の店舗などで使われています。


[製品例]TGI-85UB メーカー:タニコー株式会社
火床は3面に分かれ、それぞれスイッチをひねるだけで点火と火力調整が可能です。焼き面が広いので、網などを乗せることで焼魚やステーキなど幅広い料理に使用できます。また、温度が上がり過ぎた時に自動で止まるなど、火災リスクを軽減する機能も充実しています。
サイズ:W850×D600×H300(mm)/ 本体価格:¥785,000(税別)]
※本製品は幅650・850の2種がラインアップされています。詳細は下記から問合せ下さい。
[ メーカーHPへ ]

 

セラミック製輻射板搭載型

輻射板の素材として、炭のように大量の遠赤外線を発するセラミックを使用。ガス式の火力安定性を持ちながら、遠赤外線効果によりジューシーに仕上がります。肉が焦げづらくパサつきにくいので、他の作業を同時に行いやすく、また誰でも容易に扱えるのが利点。居酒屋など焼鳥以外のメニューを提供している店舗やチェーン店など幅広い業態に適しています。
※セラミック:人工的に造られた金属ではない無機質固体材料。陶磁器などが知られています。


[製品例]KY-85KL メーカー:倖生工業株式会社
輻射板(メーカー呼称:熱変換機)にメーカー独自開発のセラミック製『倖生炭』を使用しています。バーナーと輻射版は、串の下ではなく両サイドに配置。肉汁や脂が熱源に落ちないので、煙を最小限に抑えることが出来ます。また、炭と併用できるのも特徴。ランニングコストを抑えながら、炭特有の香りを焼鳥に付けることが可能です。
W850×D426×H385(mm)/ 本体価格:¥599,000(税別)]
※本製品は幅500・685・850・1200・1550の5種がラインアップされています。詳細は下記から問合せ下さい。
[ メーカーHPへ ]

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