「やっと働いてくれる従業員が見つかったので、辞めさせたくない」
そう考えるのは、飲食店を運営していればごく自然なことではないでしょうか。
長くお店で働いてもらうためには、従業員のモチベーションを上げることが重要です。
ここでは、今日からすぐにできるモチベーションの上げ方をご紹介します。
3つのポイントを意識して感謝を伝える方法
一般的に「感謝の言葉」を伝えると、従業員のモチベーションが高まると言われていますが、ただ単に「ありがとう」と言うより、もっと効果的な伝え方があります。
それは、感謝の言葉に「いつ」「どんな行動が」「どんな影響を与えたか」という3つのポイントを織り込んで伝えるというもの。
言われた側も「何をすると褒められるか？」を理解しやすいので、従業員自身の内面からモチベーションが上がるという効果が期待できます。
例えば、
「お客様に呼ばれなくても注文を聞きに行ってくれているけど、お客様の満足度はかなり上がると思う！ありがとう！」
といった伝え方でしょうか。加えて、行動をとった後すぐに伝えると、より効果的と言われています。
ネガティブな指摘をする場合でも、この伝え方は有効。
「何がダメだったのか」という事を理解してもらいやすくなるので、指摘された側も受け入れやすくなるでしょう。
ちなみに、これはビジネスの教育シーンで用いられている手法で、『SBIフィードバック』と呼ばれています。Situation(いつ）・Behavior(どんな行動が)・Impact(どんな影響を与えたか)の頭文字をとっていることから、名付けられたようです。
目標に達成に対して見返りを提示する方法
モチベーションを上げる方法をもう1つ。それは、目標を達成した時の見返りを伝えること。
月の売上目標や技術的な目標を設定し、その目標を達成したときに報酬や昇進を約束すれば、当然かもしれませんが、従業員のモチベーションは上がるでしょう。
「来月のお店の売上目標は○○円を目指しましょう！達成したら、特別ボーナスを○円プラスします！」
など、より具体的であるほど、従業員のモチベーションが上がるのは言うまでもありません。
必ず守れる範囲での約束を心掛けましょう。
従業員のモチベーションを高く保つことができれば、退職を防げるだけでなく、色々な恩恵がお店にもたらされます。
お店には活気が出ますし、お客様からも高い評価を受けやすくなるでしょう。オペレーションに問題があれば、自主的に改善してくれることも期待出来ます。
従業員のモチベーションが高ければいい事だらけ。
今回2つの方法を紹介しましたが、まずは、より手軽に始められる『SBIフィードバック』から試してみてはいかがでしょうか。