プレコ焼鳥学 | 鶏の知識、打ち方、焼き方を本気で学ぶ プレコ焼鳥学 | 鶏の知識、打ち方、焼き方を本気で学ぶ

  • TOP
  • 【鶏学】鶏を知る
  • 【打学】串打ちを学ぶ
  • 【焼学】焼き方を学ぶ
  • メルマガ会員限定コンテンツ
  • 運営会社

《 打学科目 》

串打ち 『もも』

ここでは焼鳥の代表的なメニューである、もも串の打ち方を解説します。

《 動画で見る串打ちの工程 》

 

串打ちに入る前にもも肉を理解する

もも肉は、肉厚で柔らかなサイ(上もも)と、肉がやや薄くやや繊維質のスネで構成されています。サイ(上もも)とスネ前講座『串打ちの基本』で解説した「お客様の一口目の満足感が高い」串にするために、先端にはサイ、持ち手側にはスネを刺します。サイとスネもも肉の串打ちは、まずサイとスネの2つに切り分けることから始まります。

また「繊維に対して直角を刺す」ために、繊維の流れも把握しておいてください。繊維が走る方向

串打ちの工程〈1本40gの場合〉

では、串打ちの工程を解説します。もも串は、1本あたり30g位のものから60g位のものまで様々ですが、ここでは最も一般的な40gの串を打っていきます。

Step1 肉を切り分ける

① もも肉を広げ、皮まで伸ばす

もも肉を広げ、皮まで伸ばす

② 余分な皮を切り取る

余分な皮を切り取る

③ ソリとオビを切り取る

サイに付いているソリとオビを切り離し、串の先端に刺すために横に置いておく。

【ソリ】
もも肉の中でも特に美味しいとされる希少部位。適度な歯応えとジューシーな肉質が特徴。
【オビ】
もも肉の一部厚い部分。柔らかでジューシーな肉質が特徴。「オイスターミート」とも呼ばれる。

ソリとオビを切り取るソリとオビを切り取る

④ サイ(上もも)とスネを切り分ける

サイ(上もも)とスネを切り分ける

⑤ 柵取りする

串に刺すことをイメージしながら、幅を合わせて柵取りする。
柵取りする

⑥ 串に刺す1個分ずつにカット

串に刺す1個分ずつにカット

Step2 串に打つ

⑦ スネの肉を刺す

繊維を縫うように刺す(前講座参照)。肉が剥がれている箇所があったら、一緒に刺し、最後に皮を突き通す。
スネの肉を刺す

⑧ サイの肉を刺す

同様に繊維を縫うように刺し、最後に皮を突き通す。
サイの肉を刺す

⑨ 大きめのサイの肉やソリ、オビを刺す

大きめのサイの肉やソリ、オビを刺す

⑩ 完成

約250g~300gのもも肉の場合、40gの串が6~7本打てる。
完成

次の科目へ進む

【打学】科目一覧へ戻る

科目一覧
前の記事
次の記事
  • TOP
  • 【鶏学】鶏を知る
  • 【打学】串打ちを学ぶ
  • 【焼学】焼き方を学ぶ
  • メルマガ会員限定コンテンツ
  • 運営会社